音は聞こえるのに言葉が聞き取れないのはなぜ?原因と会話の工夫
まず、お伝えしたいこと
音に気づくことと、言葉を聞き分けることは同じではありません。加齢などに伴う聞き分けの変化や周囲の騒音によって、声が聞こえても内容がつかみにくい場合があります。音量を上げるだけで解決するとは限りません。
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「声がする」と「何と言ったかわかる」を分ける
聞こえにくさは、単純に音を小さくした状態だけではありません。言葉を構成する細かな音の違いがわかりにくいと、文脈から推測する負担が増えます。
耳の病気だけが原因とは限らず、症状だけで自己診断はできません。いつから、どの場面で起きるかを伝え、必要な検査を相談します。
| 視点 | 確認する例 |
|---|---|
| 音の大きさ | 声を少し大きくすると気づけるか |
| 言葉の聞き分け | 声は聞こえるが、名前や数字を取り違えるか |
| 周囲の環境 | 静かな部屋と食堂で違いがあるか |
参考:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会:高齢者とのコミュニケーションに苦労していませんか?国立国際医療センター:耳鼻咽喉科の検査項目
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同じ言葉を大声で繰り返す前に
顔が見える位置で、話題を伝えてから、一文ずつ話します。テレビや音楽を止め、複数の人が同時に話すのを避けると、会話を追いやすい環境になります。
例えば「明後日の予約、変更になったよ」と続けて言うより、「病院の予約の話です」「金曜日の、午後2時になりました」と区切ります。これは説明の例です。伝わりやすい話し方は、ご本人と確かめながら見つけてください。
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受診では「言葉の検査」についても聞いてみる
純音聴力検査は、音の聞こえる小ささを調べます。一方、語音聴力検査は、言葉をどれだけ正確に聞き取れるかを確認します。どの検査が必要かは、症状や診察に応じて判断されます。
相談メモには「聞こえない」だけでなく、「家では話せるが、食堂では難しい」「声は聞こえるが日付を間違える」と書くと、困っている状況を伝えやすくなります。
よくある質問
聞き返しが多いのは、集中していないからですか?
そうとは限りません。聞き分けにくさや騒音の影響も考えられます。本人の姿勢を責める前に、静かな場所や短い文で伝わり方が変わるか確認してみてください。
聴力検査が正常なら、困りごとは気のせいですか?
一つの検査だけで、すべての日常場面を再現するわけではありません。検査結果とともに、実際に困る場面を医療機関へ伝えてください。
伝わらないときは、音量・周囲の音・言い方を一つずつ見直す。