聴力検査では何がわかる?純音・語音検査と受診前の準備
まず、お伝えしたいこと
聴力検査では、音がどのくらい小さくても聞こえるか、言葉をどの程度聞き取れるかなどを調べます。診察や必要な検査を組み合わせて、原因や支援方法を考えます。すべての検査を全員に行うわけではありません。
01
検査ごとに、確認することが違います
下記は代表的な検査です。耳の中の診察や症状に応じて、医療機関が必要な検査を選びます。
| 検査 | 主に確認すること |
|---|---|
| 純音聴力検査 | 高さの異なる音が、どのくらい小さくても聞こえるか。気導と骨導の検査がある。 |
| 語音聴力検査 | 言葉の聞き取り。聞かせた語音をどれだけ正確に答えられるか。 |
| ティンパノメトリー | 外耳道の圧を変え、鼓膜や中耳の状態を調べる。 |
02
受診前に、四つだけメモしておく
うまく説明できるか不安な方は、次の項目を紙やスマートフォンに書いて持参すると役立ちます。ご家族が気づいたことは、ご本人の感じ方と分けて添えましょう。
いつから・どちらの耳か
突然か、徐々にか。片耳か両耳か。
一緒に起きる症状
耳鳴り、詰まり感、痛み、めまいなど。
困る場面
電話、会議、病院、テレビなど具体的に。
使っているもの
お薬手帳、補聴器、過去の検査結果があれば用意する。
03
検査結果を、日常の相談につなげる
純音聴力検査の結果を表す図をオージオグラムといいます。音の高さと聴力レベルの関係、左右差を確認します。読み方がわからなければ、「私の場合、どんな音が聞き取りにくいですか」と説明をお願いして構いません。
そのうえで、治療が必要か、補聴器を検討するか、次はいつ検査するかを聞きます。手持ちの道具を試した感想があれば、「良かった/悪かった」だけでなく、言葉のわかりやすさや疲れも伝えましょう。
よくある質問
スマートフォンの聞こえチェックだけで診断できますか?
診断はできません。機器や周囲の音の条件が異なり、耳の状態も診察できないためです。困りごとがある場合は、結果にかかわらず耳鼻咽喉科で相談してください。
受診する前に、補聴器を買った方がよいですか?
まず耳の状態を確認することをおすすめします。治療できる原因の有無や、補聴器の必要性・適合を相談してから購入を検討できます。
「数値はいくつ?」に加えて、「暮らしではどう対応する?」を聞きましょう。