軽度・中等度・高度・重度難聴の違い|聴力レベルの見方
まず、お伝えしたいこと
難聴の程度は、検査で測る平均聴力レベルによって分類します。ただし、同じ数値でも言葉の聞き取り方や日常の困りごとは異なります。「高度だから何もできない」「軽度だから困らない」とは言えません。
01
難聴の程度を、一枚の表で確認する
ここでは日本聴覚医学会の程度分類を使用しています。国際機関や資料によって区切り方が異なるため、数値を比べるときは分類の出典も確認します。
| 程度 | 平均聴力レベル |
|---|---|
| 軽度難聴 | 25 dB HL以上・40 dB HL未満 |
| 中等度難聴 | 40 dB HL以上・70 dB HL未満 |
| 高度難聴 | 70 dB HL以上・90 dB HL未満 |
| 重度難聴 | 90 dB HL以上 |
02
dB HLは、テレビの音量表示とは違います
聴力レベルは、基準となる聞こえと比べて、音をどのくらい大きくすると聞こえ始めるかを表す値です。数値が大きいほど、小さい音が聞こえにくい状態を示します。テレビの音量目盛りや、騒音計の数字をそのまま当てはめることはできません。
検査では音の高さごと、左右の耳ごとに確認します。平均値だけでは、高い音と低い音の違い、左右差は見えません。結果の説明では「平均の数値」に加えて「どの音が聞き取りにくいか」も聞いてみましょう。
03
補聴器や会話の道具は、程度だけで選ばない
選ぶ際は、原因、言葉の聞き取り、装着・操作のしやすさ、使う場面を確認します。補聴器にも対応範囲や形状の違いがあり、聴力に合わせた調整が必要です。
a・tellについても、この分類表を製品の対応表として使うことはできません。本サイトの比較ページ・技術ページで製品資料の対象や条件を確認し、実際に使いたい会話で試せるかをご相談ください。
よくある質問
軽度なら受診しなくても大丈夫ですか?
「軽度」は検査上の分類です。会議や家族との会話に困る場合もあるので、生活への影響を含めて耳鼻咽喉科で相談してください。
高度難聴と重度難聴は同じ意味ですか?
この表の分類では異なります。製品説明や試験報告を読むときも、名称だけでなく対象となる聴力レベルと検査条件を確認してください。
検査の数字と、「日常で何に困っているか」をセットで伝えましょう。