加齢性難聴とは?年齢とともに変わる聞こえと、家族ができること
まず、お伝えしたいこと
加齢性難聴は、年齢に伴う内耳や神経の働きの変化などにより、徐々に聞こえにくくなる状態です。両耳に起こることが多く、本人も気づきにくい場合があります。年齢とともに起こりやすくなる変化です。聞こえ方に合った支えを選びながら、会話を楽しむ方法を考えていきましょう。
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なぜ、声の大きさだけでは解決しないのでしょうか?
加齢による聞こえの変化では、高い音が聞こえにくくなることがあります。音が小さく感じられるだけでなく、似た音を区別しづらく、言葉がはっきりしないこともあります。
「聞こえた?」という問いにうなずいていても、内容まで伝わったとは限りません。聞き返しを、関心がない、話を聞く気がないと受け取らないことが大切です。
参考:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会:難聴について日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会:高齢者とのコミュニケーションに苦労していませんか?
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暮らしでは、こんな変化に気づくことがあります
下の表は診断用のチェックリストではありません。ご本人と話し合い、受診時に伝える場面を整理するための例です。
| 気になる場面 | 一緒に確認すること |
|---|---|
| テレビの音量が家族と合わない | 音量だけでなく、せりふがわかるか |
| 大勢での会話に入りにくい | 静かな場所で一対一ならどうか |
| 返事と話の内容が食い違う | 日付・名前など、どこが伝わりにくいか |
| 電話を避けるようになった | 顔を見られる通話や文字ならどうか |
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年齢による変化でも、支え方は選べます
加齢による難聴があっても、会話を諦める必要はありません。耳の状態を確認したうえで、話す場所、話し方、補聴器などの道具を組み合わせて考えます。
家族が先に製品を決めるより、「一番聞きたいのは誰との、どんな会話?」と聞いてみてください。病院の説明、食卓、孫との電話など、本人が大切にしたい時間を相談の出発点にできます。
気になる場面を共有
本人が困っていることを、本人の言葉で聞く。
耳の状態を確認
耳鼻咽喉科で原因や聴力を調べる。
暮らしで試す
会話の工夫や道具を、使いたい場面で確かめる。
よくある質問
年を重ねると、誰でも同じように難聴になりますか?
聞こえの変化には個人差があります。同じ年齢でも状態は異なり、騒音への接触や病気なども関わります。年齢だけで判断せず、気になる変化を確認しましょう。
片耳だけ急に聞こえなくなったのも加齢ですか?
加齢と決めつけないでください。急な聞こえの低下は、突発性難聴などを早急に調べる必要があります。すぐに耳鼻咽喉科へ相談してください。
「ちゃんと聞いて」より、「どうすれば話しやすい?」から。